海外協力隊|メキシコ派遣でのトラブル実体験「引越しに反対する大家に軟禁される」

こんにちは!

今回は、私がメキシコで体験した実体験を書いていきます。

感じ方には個人差がありますし、そんなの大したトラブルじゃないと思う方もいるかもしれませんが、スペイン語初心者の私が感じたトラブルです。

そもそもどうして引越しが必要になったのか。

私が派遣されていた任地は、デング熱が多く発生している地域の一部でした。

デング熱に感染しないために虫ささされ対策は必須でした。

そんな地域でありながら、私が生活する住居はキッチンとダイニングが完成していないため屋外にありました。

料理中も食事中も大量の蚊に襲われます。

それだけでなく、私の居室では毎日のようにゴキブリがやってきます。

1匹だけでなく、多い時は5匹くらいの死体を発見することも・・・

死んでいる理由は、私が夜な夜な巻いている殺虫剤の効果でした。

そして、極めつけはベッドで寝ると必ず大量の虫刺され痕が・・・

ダニのような虫刺されが毎日増えます。

大家や赴任先のカウンターパートにも相談しましたが、大家は絶対にダニはいないとの一点張りでした。

赴任先の人たちに見てもらったところ、ダニか小さな蚊ではないかとのことでした。

蚊がいなくなるスプレーを使っていましたし、寝る前に蚊がいるかどうかも確認しています。

さすがにそんなに刺されていたら目も覚めると思います。

そんな日々が数日続きました。

同僚に状況を相談してみた。

今の状況が異常ではないのかとJ〇CA事務所にも相談していました。

事務所の担当者からはそんなものだから仕方がない。

安全基準は満たしているから問題ないと言われるばかりでした。

同僚にこの住居は、この地域では一般的なのか尋ねてみることにしました。

同僚に相談したところ、私の脚や写真を見て部屋を見に行くと言い出しました。

この地域でもそんなにゴキブリが出る家はないし、そこまで虫に刺されるのはおかしいとのことでした。

私のスペイン語力では、きちんと伝わらないかもしれないと思いスペイン語ネイティブの同期隊員に通訳をお願いしました。

そして、家へ向かいました。

同僚にトラブルにならないように大家に話さなくていいのか確認しましたが、問題ないとのことで一緒に家へ向かいました。

家を見て同僚は、こんな小さくて薄暗く、暑い部屋はこの辺りでもないと・・・

排水溝のとことにまた出てきていたゴキブリを見てありえないと言いました。

外にあるキッチンを見て、この状況も普通ではないと言いました。

同僚が家を見に来た際に大家の奥さんがいましたが、特に何も言われることはありませんでした。

帰宅後に面倒な話

その日に帰宅すると大家から紙を渡されました。

家に部外者を入れるなというものでした。

そして、彼女たちは何をしに来たのかという質問を受けました。

彼女たちは同僚で市役所から許可を得て、私の住まいを確認しに来たことを伝えました。

すると、大家はこの辺りは物騒で強盗も多いから家の塀を高くしているので、誰も入ってほしくないと言いました。

もちろん、部外者を無許可で入れることはしないし、今回は市役所が居住環境の確認で来たことを伝えました。

居住環境の確認をしてもらうことは、事務所にも伝えていたのでJ〇CAも知っていると話しました。

引越しすることが決まった日の夜

事務所と健康管理員に同僚に確認してもらった内容を伝えたところ、問題があるということになりました。

そもそも毎日のように虫刺され対策をしていても虫に刺される状況や毎日使うキッチンやダイニングが外にあることが不適切であるということになりました。

事務所は、キッチンが外にあると思っていなかったとのことでしたが、どうなんでしょうね。

その日の夜は、部署のみんなでBBQでした。

そのため、帰宅したのは21時過ぎでした。

同僚に家の前まで送ってもらい帰宅したところ、大家に母屋へ呼び出されました。

正直、私も疲れていました。

でも、そんな中呼び出されて大家と奥さんに質問されます。

ここから出ていくのか。

どうして、出ていくのか。

だれの指示なのか。

あなたがこの家が嫌だから出ていくのか。

〇〇(担当者)は問題ないと言って決めたのに何がダメなんだ。

〇〇(事務所のメキシコ人スタッフ)が私が虫に刺されるから、困ると言っているから出ていくことになったと言っている。

色々と言われました。

まだ何も正式に決まっていませんでしたし、答えようがありませんでした。

時間も時間なので、事務所に確認するのも難しい。

私が虫に刺されているのは事実であり、キッチンが外にあるのも事実でしたから、そのまま伝えました。

デング熱に感染しないために虫刺され対策をしないといけないことやキッチンが外にあることは、デング熱が流行していることから認められなくなったことを伝えました。

すると・・・色々と言い訳を始めました。

お金がないからまだキッチンに壁が作れていないが、お金が貯まったら作ると・・・

いや、今ないから意味がない。

そして、この前来た役所の人間のせいなのか?など言い始めました。

私が決めることではないし、今聞かれてもわからないと話してもなかなか部屋に帰してくれません。

もう私のスペイン語力では、話が終わらないと思い事務所の担当者に連絡しました。

夜間でしたが、何とか電話がつながり説明してもらいました。

それでも、ブチ切れて納得しない大家。

かなり声を荒げていて、こんな異国の田舎町で家に閉じ込められてのこの状況。

恐怖でしかない。

とりあえず、担当者との電話が終わり、帰れるかと思いきや・・・

次は勝手に出された食事代の要求が始まりました。

500peso払えと・・・

朝ごはん80pesoに昼と夜が120pesoと100peso?

ありえない・・・

もう一度、担当者に連絡して支払うべきかどうか確認しました。

支払わないと帰してくれない状況だったので、支払ってその場を離れることになりました。

言われた通りの金額を支払って、明日からは一切食事は出さないでほしいと伝えました。

支払った後もまだまだごねます。

出て行かないでここにいろ。

他の家は危ないし、こんなに安全な家は見つからないと言われましたが、あなた今の状況でそれ言えます?と思いながら聞いていました。

なかなか帰してくれないので、友達に頼んで電話をかけてもらいました。

友達から電話だから部屋に戻ると言って、何とか部屋に戻りました。

最後に

今回の内容はここまでです。

この後、大家は本当に食事はいらないのか。

また必要ならいつでも用意するから言うようにと何度も言ってきました。

少しでもお金を稼ぎたいのか、親切なのかはわかりませんが、この時の私には前者としか思えませんでした。

家を完成される資金として、家賃収入は大きかったのかもしれませんね。

でも、私も女性なので夜間に来たばかりの町でスペイン語で詰められるのは、さすがに怖かったです。

この翌日には、トラブルがあったこともあり、退去することになりましたが、本当に出ていく瞬間まで不安しかありませんでした。

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