【難病】ベーチェット病で退職後の就職活動は色々と大変だった話

こんにちは!

前回のブログに続いて自身の経験を書いていきます。

ベーチェット病と言われて、症状が治るまで仕事を続けることが困難だったことやなかなか休ませてくれない会社では働けないということが理由で退職しました。

それから、しばらく療養生活をしていた時のお話です。

ハローワークで雇用保険の手続き

失業保険の手続きは経験されている方も多いと思います。

でも、病気や怪我が原因での退職で雇用保険を受け取られた方は少ないのではないでしょうか。

私も自身が病気退職でハローワークに行くまで色々と普通と異なることを知りませんでした。

退職理由はどうなるのか。

自己都合退職か会社都合退職かで失業保険の給付開始時期が違うことは知っていましたが、病気退職の場合も別に設けられていることは知りませんでした。

  1. 一般離職者(自己都合による退職)
  2. 特定受給資格者(会社都合による退職)
    会社の倒産や解雇により退職を余儀なくされた方。
    他にも長時間残業が理由で退職した場合も入ることがあります。(条件有)
  3. 特定理由離職者
    労働期間満了で更新がないことにより退職をした方。
    正当な理由による自己都合による退職をした方。
    私はこの「特定理由離職者」の対象になりました。
  4. 就職困難者
    身体障がい者や知的障がい者、精神障がい者の方。
    刑法等の規定により保護観察中の方。
    社会的事情で就職が著しく阻害されている方。

ハローワークで手続きをする際に退職理由を確認されました。
退職した会社からもらう離職票に退職理由が書かれています。

私の場合は、「自己都合退職」と書かれていました。
では、なぜ「特定理由離職者」に変更されたのか。

ハローワークでの聞き取りの際にベーチェット病という難病により仕事が続けられなかったことを診断書を持って行き説明しました。

すると、手続きをされている方が「それは病気が理由による退職ですね」と言いました。

通常は、自己都合退職の場合には失業保険の給付が受けられるまでに待機期間というものがあるのですが、「特定理由離職者」の場合は7日後から給付が開始されます。

難病診断後の就職活動

病気を理由に退職した場合、ハローワークで就職活動を行うのは大変でした。

今となっては、ハローワークを利用する必要もなかったと思っているのですが、病気であることやいつ症状が出るかわからない状況で普通に転職活動ができるのかわかりませんでした。

そのため、まずはハローワークを利用しようと考えました。
失業給付を受けるためには就職活動もしなければなりませんからね。

まず、就職活動をしようと相談しに行った時のことです。

受けたい会社を決めて相談に行きましたが、紹介してもらえませんでした。

理由は、完治したと証明できないから。

完治した証明って・・・

ここで聞かれたのは、その時の私にとっては辛い内容でした。

どのような症状が出たのか。

完治しているのか。

今後の仕事に支障がないのか。

正直に思ったことは、『私にだってわからない』ということでした。

完治することがあるなら難病とは言わないのでは?

この当時は、頭の中がぐちゃぐちゃでした。

就職活動に必要だったもの

私が就職活動を始めるには、『完治している』という診断書が必要でした。

病院で相談したところ、完治ということは書けない。

そりゃそうだ・・・笑

その代わりに症状は落ち着いているので、仕事をするには問題がないという内容を書いてもらいました。

その際に言われたのは、直射日光が当たるところで長時間過ごす仕事は避けることでした。

完治とは違った内容の診断書ですが、受理してもらうことができました。

ハローワークで必要だと言われる診断書は、もちろん自費でした。

就職先に病気のことを話すべきか否か

あなたならどうしますか?

ベーチェット病は、難病とされています。

でも、症状は人それぞれで私のようにめったに症状は出ないこともあります。

重度の人は入院が必要となることもあります。

ハローワークで言われたのは、「病気であることを隠して働いている方の方が多いです。」ということでした。

確かに雇う側からすれば、初めから健康じゃない人を雇おうとは思わないでしょう。

でも、何ともないと言って就職してから症状が出た時に言い出しにくい環境になってしまわないか。

元の職場でなかなか仕事を休むことができなかった私は、就職先に黙っておくという選択ができませんでした。

病気でも雇ってもらえるのか

病気の可能性や対象を崩す可能性が高いというところはハンデになると思います。

私自身、すぐには就職できませんでした。
というか・・・できませんでした。

どんな仕事ができるのかわからない。

自信がない。

また発症したら・・・という恐怖もありました。

療養期間中に初海外であるベトナムのハノイで一か月過ごし、帰国後は地方への移住も考えフラフラ旅をしていました。

働く気になれなかっただけかもしれません。

今思うと働く気になれば、何とでもなったと思います。

しばらくしてアルバイトですが、小さな貿易とインバウンド事業をしている会社に入りました。

そこの求人はハローワークで見つけたのですが、実は条件に全く合致しなかったため受けさせてもらえませんでした。

その会社の募集要項はこんな感じでした。

  • 中国語またはベトナム語が日常会話レベル
  • 大学卒業
  • パソコン操作ができる方

パソコンはできるけど、私は高卒です。

それに語学は全くできませんでした。
でも、やる気だけはありました。笑

本当はやっちゃいけないんですが、会社へ直接問い合わせました。

即日電話がかかってきて、面接OKいただきました。
病気のことも事前に説明し、ハローワークにも事情を説明して紹介状を出していただきました。

これは、ハローワーク的にはルール違反なので注意してください。

面接に合格しアルバイトは無事決まりました。

正社員じゃないので、あまり参考にならないかもしれませんが病気かもしれない状況でも仕事はあります。

まとめ

私は、この6か月後にアルバイトをしていた会社を退職しました。

そして、しばらくしてベトナムで働くことにしました。

もし、あなたがベーチェット病かもしれないと言われてこのブログを見つけたなら期待していた内容とは違うかもしれません。

私は、本当に重い症状が出たのは1度でそれ以来小さな症状だけなので生活に大きな支障はありません。

今は関節炎に悩まされていますが、週4日働いています。

私がベーチェット病の疑いという診断を受けてから5年経った今思うこと。

自分のペースを崩すような生活をしないのが一番。

仕事は適度でいい。
生きていけるくらいの収入は何とでもなります。

正社員にこだわってストレス抱えるくらいなら、私生活や好きなことに費やす時間を大切にした方がいい。

今の時代、働き方はたくさんあります。
私も軸となる仕事をしながら調整できる仕事をいくつかしています。

頑張ろうと思わずに楽しむことが健康の秘訣だと思います。

次回は、どんなことを書くか考え中・・・

最後まで読んで頂きありがとうございます!

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